3月3日はひな祭り。
桃の節句の日に、女の子の健康と成長を願い、
雛人形やあられ等を飾る
日本の伝統的なお祝いの日です。 

「毎年時期が近づいてくると飾る」
「家にはあるけど、中々飾らないなぁ」
「実家にはあるけど、今の家にはないなぁ」
など、いろいろあるのかなと思います

年間を通して飾るものではないから
雛人形をみると
「春が来たな」と感じることができます

そんな雛人形が
たーくさん飾ってある古民家が
川棚町にあるのをご存知でしょうか??


大崎にある
『四季亭花蔵 ギャラリー千鳥』さんです

くじゃく荘に向かって進んでいき・・・
野中のたまごさんの看板を発見したら
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そのすぐ先を左に折れて・・・
まっすぐ200mほど進むと、
右手にあります
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こちらの古民家です
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家は島原から移築してきたのだそう。
築100年にもなる民家
趣が外からでも伝わってきます

中にお邪魔すると・・・
思わず「わぁ。 」と感動してしまうくらい
一面ひな人形が並んでいて
まさしく「ひな祭り」
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小さい頃、オーナーの叔父様が
出張や旅行のお土産に人形を買ってきてくれたことが
きっかけで、オーナー自身も骨董品や人形を集めることが 
趣味になったんだそうです

日本全国を旅しながら
良い物に触れ、少しずつ集めていき
「こんな素敵なものを持っているんだから
みんなに公開できるようにギャラリーを開いてよ

という周りからの熱烈な要望を受け、
大村湾が一望できる大崎の土地に
島原で見つけた古民家を移設し、
ギャラリーを始めたとのことです

すてきですよね

雛人形がいたるところに
かわいく展示されていました

ご自身でも雛人形を作られて
いるそうです
その作品がこちら↓
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本当に丁寧に作られていて感動!
10日くらいかかったみたいです
私だったら3ヶ月はかかるな

江戸時代からのお雛様もいたり
最近のお雛様 もいたりで
美しい。

時代が変わっても
「雛人形」という形は変わらないんだなと
感じました。

そしてすごいなぁと思ったのは

『戦時中や戦後直後にに産まれたお子さんは
生きることに精一杯で節句をどころではなく、
雛人形を買うどころではなく
飾ることももちろん出来なかった。

だから、今その時期に産まれた方々が
60歳などの節目で購入されることも多いんです。』


というお話でした。

私の実家にもひな壇はありますが、
かれこれ何年押入れにしまわれているんだろうか・・・
平和が当たり前の時代に生まれてるから
何も思わないけど、
買いたくても、飾りたくても飾れなかった方々も
多くいらっしゃるんだなぁ。
と思いました。

1階は古美術品が並び
2階はオーナーが直接全国から仕入れた商品が
販売もされています

もちろん見学だけでもOKです
360度、どこを見ても雛人形でした
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うさぎの雛人形、
かわいかったなぁ
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このひな祭り展は
平成28年3月27日(日)まで
開催されるそうです

そして次は端午の節句展も開催予定
楽しみですね!

是非、機会があれば出向いてみてください

四季亭 花蔵(かぐら)
ギャラリー千鳥
住所:長崎県東彼杵郡川棚町小串郷大崎59-7
時間:11:00~17:00
定休日:月曜・火曜・第1、3日曜
HP: http://www16.plala.or.jp/tidori/